MANUFACTURING

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日本のものづくりを、世界へ。

デザイナー春名めぐみがブランドをスタートした2014年、
ファッションの世界は『エシカル』『フェアトレード』という言葉が流行語になる時代でした。

エシカルとは『良識にかなった』フェアトレードとは『公平な貿易』
すなわち生産国で作られた作物や製品を適正な価格で取引することで
「生産者や労働者たちが人間らしい生活を送り自立することをサポートする」ために作られた仕組みです。




世界の中には、日本とは比較にならないほど非常に貧富の差が激しく、
私が数年間過ごしていたインドでは、一日中働いても1ヶ月1万円も受け取れない労働者が溢れています。
そういった国の『実際にものづくりに関わる人へ、きちんと還元をする』
という考え方は非常に素晴らしいと感じ、
極力選べるものは「フェアトレード」を選ぼうと、特に紅茶や食品に関しては、意識をしてきています。
そして、そういった取り組みを真摯に行なっている経営者には、強く尊敬の念を持っています。

しかし、その『エシカル』が流行語のように認知されるようになることで、
日本国内の宝飾業界を支えて来た工房から、
海外の賃金の安いエリアに加工を写して『エシカル』を語るブランドが
増えてしまったことで、廃業を余儀なくされていった工房が数多くあることも事実です。

これはきっと、誰の視点で世界を見るかによって違うことで、
何が正しくて、何が間違っている ということは無い問題です。

でも、私は世界に誇れる日本の職人の技術を10年後、50年後、
可能な限り残していきたい。作られたものを大切に身につけられるデザインを
起こしたい。
その継続に、少しでも貢献できるブランドでありたい。

そういう思いでジュエリーブランドを立ち上げました。

現在は日本の中で、御徒町&甲府の工房と提携し、
ジュエリーを創り続けています。

デザインをするのは NYC 作るのは日本。
インスピレーションは世界を旅することから。


『普遍的なアイコン』といっても、流行のあるジュエリーですが
今の時代のエッセンスを取り入れながらも、
長く身につけられるデザインを常に作り続けていくことが、
私のミッションです。

そして、日本人の職人技が光るジュエリーを、
これからもお届けしていきたいと思います。